当園では、「とうきょう すくわくプログラム」に参加しています。
昨年度の活動実績をここに報告いたします。
「とうきょう すくわくプログラム」とは ・・・
すべての乳幼児の「伸びる・育つ(すくすく)」と「好奇心・探究心(わくわく)」を応援する幼保共通のプログラムです。主体的・協働的な探究活動を通じ、子供の豊かな心の育ちをサポートします。
【とうきょう すくわくプログラム活動報告】
江戸川双葉幼稚園
■造形活動
1.活動のテーマ
<テーマ> 造形活動
<テーマの設定理由>
・造形指導の専門講師に来ていただき、毎月子どもたちが楽しんで取り組んだ。
・日ごろから絵を描く、工作や粘土遊びなどをしていて造形活動に対する興味関心が高い。
日常では、なかなか経験できない素材や技法を楽しみ、豊かな感性を育てることを目的として、活動をおこなってきた。
2.活動スケジュール
・月1回程度
・活動日の1週間くらい前に講師から指導案が届く
・担任間で準備(不明点は講師に連絡)
・当日、子どもたちと活動→翌日以降も取り組みが続き、探究を深め展開していくこともある
・降園後、振り返りと次回に向けての打ち合わせ
3.探究活動の実践
<活動の内容>
・素材や道具については、指導案のとおり
・その日の内容により、コーナーを設けたり、パーテーションを開き、広い部屋で取り組んだりと工夫した
・講師の言葉だけでなく、手元をよく見て説明を受け、気付きや考えてみる、やってみるという姿が多く見られた。
4.振り返り
<振り返りによって得た先生の気づき>
・子どもへの働きかけ(声かけ)や事前の相談、準備などの大切さ
・講師が見本として提示した物について説明を受け、活動に対する子どもたちの姿勢や意欲に影響すること
・子どものみならず、担任も一緒に発見や探究ができたこと

■クリスマス
1.活動のテーマ
<テーマ> ・クリスマスに向けた表現活動 ・音の不思議を楽しむ(クリスマスに向けて)
<テーマの設定理由>
キリスト教保育を柱とする園なので、クリスマスを特に大切にしている。
毎年、年長組がクリスマスページェントを行いイエスキリストの誕生を祝っていることから表現活動の一つとして設定
2.活動スケジュール
11月28日(木)受胎告知
12月2日(月)イエスの誕生
12月3日(火)羊飼いへの告知
12月4日(水)トーンチャイム(誕生会)
12月5日(木)占星術の学者たち
12月9日(月)通しで行う
12月10日(火)通しで行う
12月11日(水)コーナー遊びの1つとして出す 役決め
12月12日(木)衣装をつけて通し(保育室)
12月13日(金)ホールの舞台にて通し(衣装なし)
12月16日(月)ホールの舞台にて通し(衣装あり)
12月17日(火)ホールの舞台にて通し(衣装・照明あり)
12月18日(水)ホールの舞台にて通し(全て本番通りに)
12月19日(木)子どものためのページェント(ナーサリー親子・年少、年中児参加)
12月20日(金)クリスマス礼拝(ページェント)年少、年中、年長保護者参加
3.探究活動の実践
<活動の内容>
ホールに舞台を設置(幕)
・役ごとに衣装を準備
・小道具(羊飼いの杖、たき火、兵隊のやり、博士の献げ物の3つの宝、宿屋のほうき等)
昨年、一昨年とクリスマスページェントを見ているので「昨年は○○さんがやっていた」「△△の役をやりたい」等取り組む当初から意欲が見られた。
役を決めていくまでの間は、色々と挑戦できるよう自由に役の選択ができるように整えていった。
役決めで人数に偏りが見られた時には、保護者が子ども達の思いを聞きながら、どのようにすると良いか共に考えていくようにし、一人一人の意見も大切にしていった。
せりふはどこを言いたいのか役ごとに集まり相談する場面を持つようにした。
4.振り返り
<振り返りによって得た先生の気づき>
クリスマスページェントの内容は変わることはないが、年度によって子ども達の個性にも違いが見られるので、表現活動を重ねていく上で学年全体の意欲が高まったり、続いていくように気持ちを受け止めながら援助していくことがとても大切となった。今年度の場合は、毎回練習するごとに1つ新しいことをプラスしていきながら少しずつページェントに向けた環境を整えていくことが良い結果につながった。
例年は園長中心に進めていくことがあるが、子ども達のことを良く知る担任が主となって活動を展開させていたのは大変良かった。
